(経済)

1) 銅価格
中小の銅鉱山1227社の中で175の鉱山が今年になって操業を中止しました。主な原因は銅価格の低下で利益が上げられないこととか。大手鉱山でも従業員の首切りが始まり、すでに7500人も失業しています。
1年で銅価格は20%も価格が下がり、今週はポンドあたり2.3ドルで終わりました。
IMFの発表ですが、リーマンショックの後、2007年から2014年までの間に、世界各国の外国への投資が大きく伸びました。国ではなく企業向けの投資ですが、外国借入金のトップが中国企業(対GDPで25%)、次いでトルコとチリの企業(20%)です。
もしアメリカが金利を上げれば、ドルが強くなり(他の国の貨幣に対し)外国投資からアメリカ国内へ逆戻りが見込まれます。チリペソが弱くなれば、借りた金を返すとき、ペソ建てで返還する額は現状より大幅増になります。大丈夫かな?
2) フォルクスワーゲン問題
テレビのニュースでこの問題が出ました。字幕でVWと出たのに、ニュースの最初はトヨタの社長が深々と頭を下げるところでした。「弊社の車のブレーキ問題から多数の死傷者を出したことを心よりお詫びいたします。」
えっ、トヨタ車に問題が出たのかと思いました。突然画面は変わってVWの不祥事問題。
なぜVWの問題の前にトヨタの以前の事故問題を出したのか。新車販売で世界の首位を争うVWとトヨタは同じような問題を抱えていると視聴者の頭に入れようとしたのでしょうか。     チリのマスコミも意外にセコイことが分かりました。