(政治)

1) 地震
もう地震にはなれたチリですが、これだけ大きな地震だと慌てます。なんでも今年の世界最大の地震だった由。
バチェレットは被災地を2度訪問しました。震源地の近くのコキンボ市では海岸から1キロまで津波が到達したとか。海岸沿いの店はほぼ全滅。船が公園の中に残されています。
今年のチリは火事、火山の爆発、そして河川の氾濫があったので、これまでに昨年以上の緊急費用を支出しており、この大地震の支援費用をどこから捻出するか政府の頭の痛いところ。大蔵大臣は大丈夫ですとコメントしています。
もっとも保険会社の推定では、今回は2010年の大地震の時の保険金の支払額(80億ドル)の10分の1くらいだろうと見積もっています。
2) 外交問題
ボリビアの海問題はいよいよ来週、一つの結論が出そうですが、それとは別にベネスエラ問題が出ています。チリ側がマヅゥロ大統領に反政府運動で逮捕されている前大統領候補のロペスを釈放するよう依頼(要請?)しました。
すると相手側は「外国政府からの内政干渉を受けるつもりは毛頭もない。チリは民主主義が確立しているのだろうか?人権問題はないのか?マプチェの権利を全く無視するのは世界的に許されることか?」
与野党の各政党は政府案を支持していますが、共産党だけは、私たちが内情を詳しく知らない他国について細かい点を付くのは逆効果だろうと他国の政府に干渉しないよう要求しました。