チリの風  その646  15年9月14日―20日

サンティアゴは朝晩まだ冷え込んでいます。
もちろん今週の話題は地震でしょうね。その水曜日、私は通訳の仕事をしていました。朝、先ずカラマ郊外の鉱山を訪問し、そのあとバスでアントファガスタに。そこのホテルのレストランに8時に入ったら、係員がツナミ警報が出たので緊急避難するよう指示してきました。
私は部屋に戻り上着をつけて外に。ホテルの客と従業員が近くの道路に溢れました。ひっきりなしに警戒警報のサイレンが鳴りました。
1時間ほどして寒くなり、半袖で出たグループの一人がホテルに服を取りに戻ろうとしたら警備員に止められました。ホテルの客が服を取りに入るのを制止するのは何事かとクレームすると、ホテル係員と一緒に部屋に入るのを認められました。
レストラン関係者と話をしたら、許可が出れば働くし、仕事が出来なければ家に戻るとか。その場合は夕食もないし、朝食もないし、皆さんに頼まれたランチボックスも作れません???!!!
夕食が取れそうもないのでコンビニに行こうとしましたが、ホテルは街のはずれで1時間歩かないと店はないとか。
警報はやっと解除されて中に入れたのはなんと夜中の12時。レストランもしばらくして開店になり、用意されていたピッサを食べました。部屋に戻ったのは深夜1時。厳しい一日でした。
余震は既に300回を超えています。土曜日の余震はかなりの迫力で、サンティアゴ市内でもかなり揺れました。
もちろんトレッキングとマラソン練習も楽しみました。日曜日のマラソン練習は8名で実施。私は小2の陽貴くんに完敗。中2と違います小2ですよ。彼は10キロを53分で完走。驚きました。素晴らしい。