1) 大雨
先週まで雨が降らないサンティアゴでしたが、今週は全く逆で大雨になり、水害になったり、時速50キロの強風が伴ったので木が倒れるなどの事故も相次ぎました。来週は雨は上がるが気温が下がるとの予想です。
2) 保守の国
チリは南米の中でも保守的な国でしたが、かなり変わってきました。 もう少しするとマリワナが認められそうです。ウルグアイは昨年から販売も認められていますが、チリの場合、薬用などの場合、個人が決められた広さの場所でマリワナの栽培を許されることになりそうです。
ついでに書くとたばこ規制法が考えられていますが、それが成案するとたばこの製造・販売に影響してきます。チリでたばこを製造している会社は工場閉鎖を考慮中と発表。その会社の製品がチリの煙草市場の9割以上を占めているとか。たばこの葉の生産農家は死活問題です。
それから長い間もめている妊娠中絶も理由によって合法化されそうな雰囲気です。
まだあります。同性間の結婚ですが、すでに約100組のカップルが結婚手続きの申請に入りました。
与党の中のキリスト教民主党DCがそれらの項目に反対していますが、抑え込まれそう。
しかし問題はバチェレット政権がうまく運営されていない状況下、与党内の対立も目立つようになり、社会党はDCが与党の結束を乱す行動をするため政治がうまく回らないとコメントしています。内紛の拡大化ですね。
3) 国の安全
アメリカ政府がチリに旅行する自国民にチリの一部の地区は安全ではないので注意をするようにと警告しました。
チリの外相はすぐに反応して、アメリカに旅行するチリ人にアメリカの一部の地区は反黒人運動など過激な行動も目立つので注意が必要と警告しました。両方とも当たっていますね。
4) 大気汚染
この大雨で何日かは大気汚染問題は薄れますが、数日もするとまた空は真っ黒です。その対策として排気ガス対策車の通行制限を常時実施することが計画されています。車の通行量が少なくなれば一般に交通渋滞が減少するわけで、私有車をやめて公共のバスを利用してほしいと言うわけ。
しかしこれに対し、専門家から排気ガス対策にはほとんど影響しないし、金持ち階級は2台目の車を買おうとするから交通渋滞にもそれほど影響をするか疑問とされています。
トラックの通行を止めようとすれば大変な反響があるでしょうね。今週、ガソリンスタンドの前に車の長蛇の列が並びましたが、それはワッツアップでガソリンがなくなるから早めに給油しておいたほうが良いと流れ、それを見た人が列を作ったもの。まったく根拠はなかったようです。