(経済)

1) 銅と為替
銅の価格がポンドあたり2.6ドルとこの3か月で最低レベルに落ちました。すると為替も1ドル635ペソとこの3か月で最低レベルになりました。もっとも金曜日には少し数字が変わり630ペソまで戻っています。
2) TPP
環太平洋の経済協定ですが、チリも加盟しています。問題はこの条約の中に加盟国の政策により外国企業が損害を被った場合、それをISDSと言われる国際法廷で調停できることになっています。つまり大企業の権利が一国の政府の上位に立つことになります。この仕組みは秘密にされ、アメリカの場合でも国会議員の大多数が知らされていないとか。オバマは大企業と密約があるのでアメリカをその中に入れようとするのでしょうか。今週アメリカ下院でその前触れになる大統領への委任権を承認しました。この先どうなるかな。
チリはアメリカ・欧州・日本・中国・インドなどと自由貿易協定を結んでいますが、現在ロシアと最終調整中です。ロシアのGDPはチリの約8倍ですが、チリからロシアへの輸出は7億7千万ドルで、食品が80%以上でほとんど。その中でもサーモンの伸びが目覚ましく2014年は約3億ドルで2013年の75%アップとか。