(経済)

1) 労働法の改正
工業連盟のトップが、今回政府が準備している労働法改正案は先の新税法よりも大きなマイナス影響を企業に与えると警告しています。12月29日に国会に提出されるこの案件は企業側から言わせると会社・労働者にはネガチィブで、労働組合だけが権利を得るとか。共産党員のフィゲロア労組委員長は「私は労働者の皆さんのために戦っています。政府から法案が提出される前に脅しをかける経営者のやり方は納得できない」とコメントしています。
2) 原油価格の変化
100ドルから大きく下がっていますが、この先どうなるのか誰もわからないでしょうね。8週連続でチリのガソリン価格は下がっていますが、来週の木曜日にさらに17ペソほど下がるとか。
私はサウディアラビアがアメリカと争って、シェールガス叩きに原油価格ダウンを図ったと見ていましたが、今はそうではなく、全く逆にアメリカとサアウディアラビアが組んでロシアつぶしを図っていると見ます。どうかな?  銅の値段は3ドルの下で右往左往。年初は3.4ドルくらいでした。その他の価格では鉄が銅以上の下落で年初トン当たり133ドルだったのが91ドル。しかし魚粉はトン当たり1347ドルだったのが1922ドルに上がっています。セルロースも上がっているので、新聞には2014年はチリにとってそれほど悪い年ではなかったとなっています。
ペソの為替は6年ぶりに620ペソを超えるところまで下が りましたが、金曜日は612ペソまで戻りました。年初の1月頃は520ペソくらいだったのですが、大きな変化ですね。
さぁ、来年の経済成長はどうなるのでしょう。南米平均は2.8%。チリの予想数字はちょうどそのあたりの2.5―3.5%です。