(経済)

1) チリ経済の動き
銅の価格は3ドルを割ったままで低迷。為替も1ドル618ペソとひどいものです。2015年の経済成長率の予想は今年の初めは4.4%でしたが、今月の予想は2.7%。ジリ貧ですね。 それから逆に、来年の失業率は10%まで上がるというコメントがあります。

2)原油価格の暴落
わずかの間に100ドルから50ドル台に原油価格が下がりましたが、もちろんこれは需要供給の問題ではなく、誰かが考え出した作戦通りに進んでいるわけでしょうね。チリもしかたなく価格安定システムを無視して小売価格が下がっています。

需要供給の関係といえば、日経平均株価がほんの2か月で15000円台から18000円に上がるのも日本の実情を反映しているのではなく、どこかのグループから買いが入って上昇機運なのでしょうね。年金運用会社もその中に入っているでしょうが。逆にそれが売りに回るとあっという間に15000円に戻り、大泣きするところが出てきそう。いつものことかな?

今週、ペルーで国連主催の大気汚染問題を取り上げる会議が行われました。統計によると1990年から2010年までの20年間でチリの排気ガス量は一人当たり3.8トンから5.3トンと40%も上昇。ラテンアメリカでチリではベネスエラについて2位と悲しい数字です。アルゼンチンやブラジルよりひどいとは。新聞の投書欄にチリも環境保全のため法律で排ガス規制をする必要があるとされ提案されています。遅すぎるかな。

3)車の販売
11月の新車の販売は24286台で前年対比29%のダウン。この数字は過去数年で一番低いものでした。勢いに陰りでしょう。