(政治)

1) 在ウルグアイ大使の発言
しかし一国を代表する大使が、昨今の爆弾事件の背景を右翼思考の経営者によるものと発言し大問題になりました。共産党の彼はおまけにキリスト教民主党DCを軍事政権を支援した政党と批判。もめるのは当然です。
アジェンデ以来、共産党は政権から遠ざかっていましたが、今回のバチェレット政権で40年ぶりに復帰。大臣席も確保、この大使のように外務省にも足を踏み入れています。野党側とDCはこれに直ちに反応して彼の辞任を要求しました。共産党はそんなに大げさにするほどのことはないだろうと冷たい反応。
問題の大きさから外務大臣は彼をサンティアゴに呼びつけました。大使は「自分の不適切な発言から問題を起こしたことに対し謝罪する。特に企業家の人たちとDC党に」とし、外務大臣はこれを受け、すべての問題は解決したと彼の帰国を認めました。野党側は共産党が現政権を牛耳っているのがはっきりした。DC党の影響力は共産党よりはるかに小さいと声高に言っています。
2) 選挙資金問題
バチェレットは自分の選挙運動で非合法な資金の援助は全く受けていないとコメントしましたが、不法な援助を受けた政治家に厳しい罰則を与えるという動きは続いています。前教育大臣のラビンは会社がテレトンのような慈善番組に寄付する権利があるのなら、選挙資金など政治関連に寄付するのも当然のことではないかとコメント。与党側の候補者で問題になっているべラスコは汚名返上の仕事にかかるらしい。まだ次回選挙の候補者のイメージは残っていますから。