(政治)

1) 全般
動きました、あちこちで。
この日曜日は国民投票で軍事政権継続が拒否されたあの有名な「NO」の記念日ですが、今までと比較してごく地味なお祝いが行われました。もう反軍事政権なんか古い概念かな?
市民の声ですが、バチェレットの人気に陰りが見え、3か月連続に彼女を支持する層が減少しました。政府にはぎくりと応えるでしょうね。
それから次の大統領選挙の候補者ですが、気が早すぎる?かな、右翼ではピニェラ、左翼ではマルコ・エンリケ・オミナミ(MEO)とイサベル・アジェンデが有力とか。自殺した元大統領アジェンデの娘が候補者に?
さて来年度予算ですが、9.8%の増加で620億ドルになるとか。バチェレットがまたテレビカメラの前で発表しました。予算額は日本の15分の1くらいでしょうか。
前大統領のピニェラは毎年つつましく5%以下の増加に抑え、選挙の前だけは、今年度分ですが、少し増加させた前年対比6.6%のアップでしたから、来年の大幅増加が目立ちます。
そして来年度の経済成長率の希望推定は3.6%です。
しかしラ・テルセラ紙の社説に「予算の大判振る舞い、特に公共投資の27%アップがあっても、それが来年度の経済成長に与えるインパクトは1%より少なく、経済成長の中心は民間部門の成長によるはず。したがって政府がなりふり構わず動いても民間投資がなければ、来年度の見通しは暗い」と厳しいコメント。もちろん経済学者の意見も似たようなもの。野党議員は今年度予算を年度内に使い切る見通しが少ない現状から来年度も同じになれば、教育・厚生などの政府公約が実現する可能性は低いとし、一層の監査を続けるとか。
2) 新税法の影響で今週から酒・タバコの価格が上がったらしい。