(一般)

1) テロ
スペインの新聞の1面にチリでテロ活動と報道されました。それほどの大ニュースです。先日に続いてまたラス・コンデス区の地下鉄で爆弾騒ぎ。今回は14名の負傷者が出ました。陸軍学校駅の外のショッピング街に時限爆弾が仕掛けられ2時ころ爆発。必死の捜査にもかかわらずまだ犯人は逮捕されていません。アメリカのFBIがチリ当局に協力申し入れとか。]先年こうした爆弾グループが逮捕され裁判になりましたが、全員無罪になりました。そのうちの二人がスペインに渡り、教会に爆弾を仕掛けたことで逮捕されました。これに関し、チリの裁判所はレベルが低いという意見と、それは違う、彼らが有罪という証拠を出せない検察に問題があるという意見に分かれています。いや弁護団が有能すぎるのかな?]スペインの検察がチリ側に情報を提供するというニュースもあります。                      無政府主義のグループはチリでは少数ですが、ここに来て急にピッチを上げて当局に挑戦しています。もちろんこれは次回の爆弾で死者が出る可能性を示しているわけですね。政府の責任が問われます。硬骨の政策をとるか、柔軟性のある作戦をするか。アメリカのCIAのような組織を拡大発展させて活用しようかと言う声も出ています。]そんな爆弾グループに属していない人間がじゃ、ちょっと悪戯をしてみようかいうのが偽爆弾騒ぎですね。木曜日、私が近くの地下鉄の駅に行くと扉が閉まっています。重装備の警官が多数いるのでまた爆弾騒ぎかと聞くとそうだとし、メトロに乗りたいなら次の駅までバスで行ってそこから乗るよう指示されました。(結局は爆弾は見つからず、単なるいたずら電話)これは18のお祝いまで継続ですね。自分の電話一本で私服・制服警官が右往左往するのを見るのはその種の人間には堪らない快感でしょうから。]もっとも世界安全ランキングによるとチリは調査が行われた世界144か国中の30位とかで。まだ安全性が高いことがわかります。
2) さて11日の革命記念日は各地で警察との争いがありましたが、デモ隊として衝突するのではなく、夜に道を封鎖して、タイヤに火をつけ、排除に来る警官を銃で撃つと言うのがパターンです。それでも今年は昨年に比較して被害者・逮捕者が少なく大人しかったようです。]11日が終われば次は18日。飲んでくって騒ぎまわるのですが、酒酔い運転からの事故を減少させるため、多数の警官が道路に出てアルコールチェックをする計画。それでも事故は無くなりませんが。
3) 肥満症
小学1年生の例ですが、チリの子供は通常の体重が約50%、その残り50%の超過体重の子供の半分(つまり全体の4分の1)が肥満症。男子の例では身長110センチの子供の場合、19キロまでが通常、21キロまでが肥りぎみ、24キロ以上が肥満症とか。街を歩けば親子そろって太っているのが目立ちますね。厚生省と教育省が学校で体操の授業を増やそうという話が出ています。