(一般)

1) 地下鉄の爆発事件
1号線の東の終点はロス・ドミニコス駅です。6日の日曜日の最終電車のころに座席の下にバッグが置かれ、それが駅の構内で爆発。死傷者は出ませんでしたが、大騒ぎ。政府はこれはテロ事件として捜査すると発表。          バチェレットは大統領選挙の時に、事件があればすぐにテロ事件として捜査しようとするとピニェラ政府を責め、私の政権ではテロ事件扱いはしませんと公表していましたが、ここに来て風が変わった模様。                手製爆弾と言うのは意外に簡単に作れるとかで、小グループのアナーキーの連中が今まであちこちに仕掛けましたが、地下鉄はこれが初めて。満員電車でこの事故が起きれば、大変なことになりますね。 
マプチェの問題は継続して、カニェテで警察と衝突、両方に多くの負傷者が出ました。薪にするため他人の土地に木材泥棒に入ったグループを抑えようとした警察とぶつかった由。撃たれた側の母親が、木を盗りに行ったくらいで銃で撃つなんて警察は何を考えているのかと怒っています。警察も撃たれて5名も負傷しているのですが。
それとテムコの飛行場にマプチェが入り込み、長い間、飛行が不可能になりました。マプチェ側はここは自分たちの領土だから相手の勝手にはさせないと発言しています。
州知事はマプチェの土地問題に関して、強制収用法を適応するつもりはないとコメントしていますが、国が一般市民の土地を取り上げてマプチェに手渡すと言うのはかなり極端な考え方ですね。つまり州知事の発言は国が土地を買いあげてマプチェに渡すと言うことです。
2) 聖カルメンの祭
この水曜日は聖カルメンの祝日でした。サンティアゴではマイプ寺院がお祝いの中心で多くの人を集めましたが、なんといってもナンバー1は北部イキケから70キロにあるチラナ。この人口数百人の村になんと25万人が押し寄せ、アンデス民謡にのせてグル―プが踊りまくるのを楽しみます。アルコール持ち込み・販売禁止なのに観光客を中心にこっそり持ち込む人がいて警察に没収されているとか。あんな細い道に2万5千台もの車が押し寄せれば交通渋滞は避けられません。それをわかっていても観光客が詰めかけるのが不思議です
3) チリの航空会社
チリの航空会社がラテンアメリカのトップに選ばれました。国際線ではLAN、国内線でSKY。同じ国から2社が選ばれるのは始めてとか。これはSKY Trax賞と言う業界の最高メダルらしい。良かったね。