(政治) 

1) バチェレット政権人事
バチェレットは全く姿を見せません。先日、任命されたばかりの政務次官が一人自主的に辞任しましたが、その他の疑問視された人間は粘っています。ここでもう一人辞めれば切りがなくなると言うわけでしょうか。しかし醜い面子争い。
バチェレットに休みを切り上げて仕事に戻れと言う声もありますが、ホットな状態で戻ってくるよりほとぼりが収まるまで待つ作戦でしょうね。
べネスエラが政治危機ですが、チリ共産党はそのマヅロ政権を支持し、キリスト教民主党は全く逆の反対路線ですから、両党が一緒にバチェレット政権を支えるのは不可能と言う声が出ています。そんなの前から分かっていることですが。
2) ペルーとの領海問題
領海の方は結論が出たようですが、その領海が始まる手前の三角形の小さな土地を巡ってチリ・ペルーが争っています。ペルーが自国領だとしているのをチリ外務省が正式なクレームを書状にして送付するとか。
ピニェラはこの日曜日、閣僚を集めてミーティング。そして月曜日にハーグ国際法廷の結審後、初めてアリカに行きます。アリカで業民に怒声を浴びせられるかな?
3) 報道の自由
最近発表された世界各国の報道の自由ランキングでチリは49位に入りました。真ん中くらいですね。不思議なのはボリビアがチリより上にランクされていますが、同国を年に何度も訪問していた私には不思議です。
日本はチリよりずっと下の59位。世界の先進国で唯一報道の自由が疑問視される国になっています。確かに都知事選挙の間、福島原発のことは一切報道されませんでしたね。悲しいですが、日本のマスコミはモラルもレベルが低い。