(一般)

1) 干ばつ問題 
今年は例年にないほど雨量が少なく、各地で水不測の問題が起こっています。最南のプンタ・アレナス12州は平年より4%マイナスの雨。プエルト・モン10州は11%減。コンセプシオン8州は45%。クリコ7州は51%。ラ・セレナ4州は50%の減少。アントファガスタ2州とイキケ1州はどちらも100%のマイナス。全く降っていないわけですね。サンティアゴの飛行場のあるプダウエルは53%。ほとんど全土でひどいことになっています。今年は数字がわかっている1866年以来で3番目のひどい干ばつとか。
2) アナーキー
無政府主義と言うのでしょうか、そういうグループが存在して爆弾を仕掛けたりします。今週、銀行を襲った3人組のグループが逮捕されました。そのうちの一人は警備員の弾が当たり、死亡。彼らは以前に爆弾を仕掛けたとして調べられた過去があり。チリには使われていない建物を占拠して、こうした運動を行うグループがあります。警備員に銃殺された男は2008年に銃器の不法所持で捕まり、2010年に公共の秩序を乱したと逮捕されていますが、人生の最後まで破壊を情熱にしたわけですね。
そんなグループの世界的な代表になるイタリア人のボナンノがラテンアメリカ諸国で講演をするため南米訪問しました。アルゼンチンの次にチリに来ましたが、チリ政府は彼の入国を拒否。彼はしかたなくアルゼンチンに戻りました。これ以上アナーキーグループの扇動はやめてほしいと言うわけですね。しかし他の国は彼の入国を認めるわけですね。
3) 南部の国立公園
トンプキンスはアメリカ人の富豪でチリに広大な土地を所有していますが、今回、彼とピニェラ大統領の間で土地の譲渡について合意した由。それは彼が第12州に持つ3万9千へクタールの土地を国の寄付し、国も隣の11万へクタール加え、それを国立公園にするというもの。それは第12州の州都プンタ・アレナスの南にある島(ティエラ・デル・フエゴ・火の土地と言う意味)にあります。12州には有名なトレス・デ・パイネ公園がありますね。そのあたりの石炭の鉱山を開発するか自然保護のため認めないかもめていました。