(経済)

1) 経済見通し
中銀の9月の見通しでは来年の成長は4−5%でした。ところが12月に入ってそれを下方修正し3.75−4.75%にしました。消費・投資・輸出などほとんど項目の見通しで下方修正です。今まで2008年以来欧州など多くの国が経済危機で苦しんできたのを遠くから見ていたチリですが、ここに来てチリにもそれが現実のものになる可能性が出てきました。        
2) 物価上昇率
11月のそれは0.40%で、過去12か月の数字は2.4%となりました。
為替ですが、ペソは過去2年間で最低の1ドル534ペソまで行きました。その理由はアメリカ経済の回復と12月中にチリ中銀が公定歩合を引き下げそうだからと言われます。ホンマかな。アメリカ経済が回復なんて。デトロイトで警官の数が縮小され犯罪増加が顕著なんか言われている国ですよ。
チリペソの切り下げ率この2か月で7.3%、これはブラジル8.6%に次ぐひどい数字。4位に日本5.0%が来ます。
またガソリン価格が上昇しました。何でかな?原油価格は90ドル台で大きな変化はないのに。それにイラン制裁が収まれば同国の石油が市場に流れOPECは生産制限をしないと来年には生産過剰になるとさえ言われるのですが。
3) 自動車の販売
今年は新車の販売台数が月1万台と大きく伸びました。国別では中国が始めて日本を抜き2位に。1位は韓国です。
急に車の数が増えたのでサンティアゴだけでなく各地区で交通渋滞がひどくなっています。イキケの山のほうにあるアルト‣オスピシオ行きの道路で最近4時間も車が動かなかったことがあるとか。そこは仕事で毎月のように通ったことのある道路ですが、確かに細い道で車の数が急増では渋滞は日常茶飯事ですね。