(一般)

1) ストライキ
流行っています。もう全国で公務員のストライキ。役所中がストのようで各種の書類の発行も出来ないし、バルパライソなんかゴミが街中に溢れているし、来週の選挙に彼らが参加拒否すれば大問題になりますね。北部訪問中だったピニェラはこの問題のため、仕事を中断してサンティアゴに戻り幹部と面談。しかし解決策はでません。
しかし政権末期でピニェラも苦戦です。バチェレットが後ろで操っているなんて嘘でしょうね。
2) 家屋税
普通どこでも家やアパートを持つと税金を払うことになります。しかしチリではそうでもないらしい。
首都圏の52ある区・町・村の中で家屋税を払っている家・アパートはわずか31%だけとか。2006年に最後の調査が行なわれ家屋の価値がそれまでより37%高く認定され、税金も10%上がったらしいが、最低価格に満たない家屋は税金を払う必要がない由。
52ある区の中でラス・コンデスがダントツで徴収の20%以上を占め、2位3位のロ・バルネチェアとビタクラを加えれば3区だけで50%を越えるとか。しかしいかに地域によって貧富の差があるかがわかりますね。
政府は年金生活者にこの税金を払わせるのはかわいそうとする法案を準備中ですが、年金額が10万円以下の人が対象とか。
3) コロンビア人移住者
先日、北部のアントファガスタで現地の人がコロンビア人移住者ともめる事件がありました。                  さて今週、滝の見学ツァーをしたとき、ガイドはコロンビア人の男性でした。翌日、電話会社に用事があっていくとカウンターで受付をしているのがコロンビア人でした。事務手続きが長引いたので、仕方がなく近くの喫茶店に入ると注文を取りに来た女性も、カウンターで働く男性もコロンビア人でした。ほんまやで。しかしコロンビアから急に多くの移民が来ているのが分かりますね。チリ人の職場を奪っているのかな?今年の移住申請者はなんと18万台から26万台へ昨年対比41%アップです。外人に はチリは魅力があるわけですね。
4) チロエ島への架け橋工事
締め切りまでに届出があったのはたった1グループ。ブラジル・韓国などの合流した会社が架け橋建設の請負を申請。しかし世界にこの架け橋に興味のある会社は1社しかないの? 
5)東大とチリの大学の交流
チリを代表する2大大学はチリ大とカトリカ大学ですが、東大を加えた3者の交流会がサンティアゴで行なわれました。日本とチリが大学を通じて文化・学術の交流を図るのは素晴らしいですね。この種の交流がドンドン発展してほしいです。日本の大学は欧米のそれに比べると狭いところに閉じこもっているようですから。