(スポーツ)

1) サッカー
チリは来年ブラジルで開催されるワールドカップに参加します。大げさですが、今週のチリのニュースはこれが一番。試合のあった火曜日の夜、車の動きが止りましたね。チリ中がテレビの前に釘付けみたい。国立競技場は満員。今までの数字ですがチリは平均4万人以上の観衆を集め南米1でした。
試合は最初エクアドルが味のある攻めを見せ、一進一退でしたが、サンチェスのヘッデングが決まると風が変わりました。しかし10センチ以上身長差があったのに長身のエクアドルのバックを空中戦で振り切りました。彼はやはり世界のトッププレーヤーです。2点目メデルは偶然のように決まりました。
勝ったということ、世界大会参加を決めたという意味では大喜びですが、私はこの試合の最後にがっかりしていました。先週のコロンビア戦で前半3対0で勝っていたのに最後は3対3で引き分け。つまり最後まで手を抜かないでプレーする気力をチリは持っていないのです。この試合も2対0になった段階で力を抜き迫力ある攻めは消えました。逆に1点取られ、なんだか先週と同じ雰囲気。全然学習効果がありません。先月、世界1位のスペインに90分の間、勝っていたのに残り1分で同点にされたのも同じかな。体力・技術より集中力が問題ですね。
日本は44位と下位低迷ですが、チリは世界ランクがグングン上昇して12位です。来月イギリスと親善試合が入りました。思いだしますが、15年前、ロンドンでそのイギリスと対戦、劇的な勝利をおさめました。その時のシュートが私が今まで見たチリ代表ゴールの中で最高でした。後ろから大きくけりだされたボールを太ももでトラップしてそれを地面に落とさずそのままゴールに蹴りこみました。決めたのはサラスです。あれはすごかった。いかん、サッカーのことになるとつい力が入る。その試合の後ブラアジルとも対戦が決まっています。
国内リーグ戦ではコロコロの監督ベニテスはやっぱり首になり、補助をしていたタピアが暫定監督。今週コブレロアとホームで対戦しましたが、残り時間1分でゴールが決まり辛勝。
カトリカはかなり苦しみましたが、2対0で勝って首位を堅持しています。そのカトリカは来週、南米カップサンパウロ戦、国内リーグは強敵チリ大学にあたり厳しい日程。


以上