(政治)

1) 国連安保理事国
チリは理事国の一つに選ばれました。今回で5回目とか。ラテンアメリカの国を中心に票集めの根回しが実りました。2年間、世界代表として安全保障を維持する役目を果たします。
2) 大統領選挙
これまで盛り上がらなかったのはバチェレットの優勢が揺るがず、与党側候補マテイに新鮮味が無かったからです。  しかし少し風が出てきました。3位候補だった独立派のパリシの人気が上がってきたのです。木曜日のニュースで2位マテイと僅差と報道されましたが、金曜日のCNNチリに出演した彼は私が2位につけているという世論調査もありますよとにっこり。この知らせをパリシに伝えたのはバチェレットです。どこかの候補者集会で、彼女が「私たちの世論調査であなたはマテイを抜いて2位になっているわよ」と伝えた模様。もちろん彼女にすれば、マテイを下ろすためにはどんな手も使いますからね。
選挙まであと1ヶ月になり、選挙運動が許可になりました。道路脇に立て看板があふれています。全テレビ局で国会議員と大統領候補の選挙ビデオが毎日放送されます。金曜日のそれでは、私の目にはパリシの宣伝が一番新鮮に映りました。彼の選挙参謀に与党RN党のホルバッチ議員が入ることが発表されましたが、その議員はまだ党を除名されていません。
11月の一次選挙でバチェレットが過半数を取れなければ2次選挙になりますが、その時バチェレット対パリシになればチリ中燃えますね。そうならないかな?
3) 国会議員
大事な法案を審議するのに議員数が不足で審議に入れないということがあります。選挙が近いと国会にいるより選挙区にいるほうが大事と言うことなのでしょう。しかし給料ももらって仕事をしているのに仕事場にいないそんな議員は許せるのかな?選挙の前に出席率を新聞が公表し、出席率の低い彼らに言い訳をさせると次回の議席獲得に影響すると思いますがどうでしょう。
病欠とか公用の旅など以外で理由の無い欠席をした議員を処罰する法案を考えているようですが、その法案を採決するときは議員は誰も来ないかな?冗談ではありませんね、
また与野党が一つづつ議席を獲得する現行のおかしな制度を止めさせる議論が進んでいますが、一番右翼のUDI党が改正に反対して前に進みません。もっとも野党側はこの法案を改正するときに議席数を拡大すべきと言っています。何とか国会にしがみつきたいということでしょうね。私には政治家は右も左も気持ちの悪いやつが多いです。