(経済)

1) 2014年予算
経済学者が今回の予算案は2014年の現実予想に良く一致していると評価しています。本年対比3.9%のアップで、予算総額は620億ドルです。
教育・労働・厚生の3省に予算全体の54%が配布されます。いつも政府案を批判する野党側ですが、それなら彼らに同じ条件で自分たちの予算を作成させ発表させればどうでしょう。
一般市民が納得できる予算を作成したほうが次の11月選挙に勝つと思いますが。
2) 人材育成力調査
国際的な組織の調査で、チリは36位になりました。南米ではトップ。いつもと似たように首位は欧州のスイス、続いてフィンランド、3位にシンガポール。なぜいろんなランキングで似たような結果になるのかな?
日本は15位、アメリカは16位です。こういうランキングに必ず上位に顔を出す国は確かに経済も政治も国民生活も安定しているのでしょうね。チリが南米では首位と言うのは実感できます。
3) 農作物の凍結問題
チリ中央部で低温から作物が枯れる現象が拡大し、ブドウを中心に多くの果物に影響しています。一番ひどい地区では作物の75%が収穫不能とか。政府と生産業者がこれにどう対応するか援助内容について検討を始めました。これで季節労働者が職を失うわけですが、生産者側は10万人、農業省は4万人と推定しています。彼らにも援助が必要なわけでしょうね。10億ドルまで被害総額が拡大するとか。大変ですね。