１） 学生デモ
今週のデモは約5万人の参加でサンティアゴの中心街を行進。最後はいつものように警察とぶつかり多数の逮捕者を出しました。デモを組織している学生連盟の代表は教育の無償化など進歩がなければ、来年はさらに過激なデモをしかけるとしています。この学生デモに労働者も参加していました。
また日曜日に反軍事政権のデモがあり、行方不明者の家族など3万人が参加。最後はいつものように覆面グループと警察の対決になりました。
さて労働者のストが継続中です。郵便局に続いて市民登録局がストに入り、出生・死亡登録や身分証明書、パスポートの手続きが出来ません。しかしスト中の事務所に、ユニフォームを来たチリ代表のサッカ−選手が来ると、こっそりパスポートを渡しました。一般市民はこれは差別と怒っていましたが、選手は知らんふりをしてタクシーに。チリ代表の選手としてワールドカップ南米予選に戻ってきた外国でプレーする選手がパスポートの更新を申請したものとか。
２） 基礎知識
平均チリ人の65％はよほど簡単なもの以外は何を読んでも理解できないとか。さらにその内の27％は書物をほとんど何も理解できないだけでなく簡単な算数も分からないとか。小学校4年生くらいになって読み書きが出来ないなんて考えられませんが、チリにはけっこう多いらしい。
学校に行かなかった人は何も分からない人が80％とか。それが中学校まで行った人でも61％が理解力なし。高校まで行った人でも27％が不本意な成績とか。この報告はチリの教育レベルを示す深刻なものですね。学生は街に出てデモをしているときかな？
