(一般)

1) 強盗事件
サンティアゴでは強盗事件は日常茶飯事ですが、今週の事件では3人組の犯人グループに立ち向かった警官が射殺されました。なんでも犯人の内の一人は刑期を終えて出たばかり、もう一人は刑務所内の品行方正から刑期の途中でシャバに出るのを許されていたとか。政府はこれに関し、法務省・裁判所の手続きにエラーがあったのではと疑問を表明しました。最後の一人は逃走中。
その射殺された警官の叔父が1986年にピノチェットが極左グループに襲われたとき、彼をかばった銃撃戦で、死亡している由。運の悪い家系と言うか、勇敢な家系と言うか。
チリ南部のマプチェと警察の争いも休みなく続いているらしく、先月私たちが行ったカニェテ周辺で警察がマプチェに襲われて負傷しています。以前、マプチェに襲われ、家に火をつけられて焼死した老夫婦がいましたが、その事件で逮捕されたマプチェは裁判所に出頭してもテレビカメラの前で片手を上げて意思表示、自分は戦い続けるとしています。
2) ゴミの収集
ゴミ屋さんがストに入りました。サンティアゴだけでなく国中に広がりそうでしたが、ほんの2・3日で収拾。外に出ないところで上手いネゴをしたのでしょうね。しかしそれらの労働者は1日10数時間も働かされていると聞くと驚きます。そんな労働条件を政府は許しているのかな。おまけに最低賃金のような低報酬で。
ゴミ問題は収集の労働者だけでなく、ゴミを集める場所が全国で不足していることです。現在のゴミ場はすぐにでも満杯になり新しいゴミ捨て場が必要ですが、それが見つからないわけです。
3) アメリカ入国ビザ
チリ駐在のアメリカ大使は、すべての手続きが順調に行われれば、2014年にチリはラテンアメリカで最初のアメリカ入国ビザ不要国になるとコメント。随分仲が良いですね。
4) 肥満児問題
教育省の調査ですが、8年生の身体検査の結果が発表になりました。昨年に比べ、肥満児・肥満症が増加。女子の47%、男子の40%が超過重。また腕立て伏せ、腹筋などの体操で通常レベルはわずか10%。つまり90%はろくに身体を動かせないとなっています。これってチリの大問題じゃないのかな?
5) カバの赤ちゃん
世界にカバは野生が3000頭。動物園に300頭いるらしい。今週ブイン動物園で一頭のカバの赤ちゃんが誕生。6.9キロだった由。この赤ちゃんカバは日本の動物園に寄付されるらしい。どこに行くのかな?