(経済)

1) チリ経済の動き
識者の論文で、「米・欧・日の先進国は経済危機を抜け出しているが、それが先進国に仲間入りしつつある国に飛び火している。現在ブラジル・トルコで起こっている問題がその例だ」とありました。識者と言われる人のコメントが如何に怪しいかは常日頃思っていますが、欧州の失業者数は毎月のように最悪を記録し、アメリカでは貧富の差が増大し続け、最低賃金では家族を養えず、生活保護世帯が増えるばかりの由。こんな状況で先進国は危機を抜け出していると言えるのかな?                         さてチリですが、5月の経済成長率の数字が3.5%と低く、新聞では「停滞化」の可能性とされました。しかし政府はそれを「正常化」の記しと発表しました。まぁ同じことを言っているのでしょう。中央銀行は今までの経済成長の予想数字5%を4.5%の成長と見通しを下げました。
為替の見通しも1ドル520ペソまで下がるとか。銅の価格も3ドルを割って2.9ドルまで落ちるかもしれないと言われています。
2) 物価上昇率
6月の指数は0.6%で久しぶりの高い数字。最近の12ヶ月としては1.9%。まぁこれくらいなら普通と言えそうですね。