(経済)

1) チリの消費者物価指数
4月の物価上昇率はマイナス0.5%となりました。世界的に食料品の価格上昇が目立つようですが、チリでは先月は逆の様子でした。公共運送、ガソリン代などが下がったのが影響したとか。もっともこの指数の出し方に疑問があるのも事実。 
私の家に毎朝、新聞が2紙が届けられますが、土・日などは別冊の宣伝物が山ほど来ます。このように契約して新聞を買うと街頭のキオスコで買う値段の半分ほどです。それは新聞社が愛読者を増やすために値下げするのではなく、こうした宣伝物から多額の利益が出るからですね。ファラベラやパリス百貨店は新聞を契約する家庭は他の家庭より購買力が高いと判断してこうした金のかかる宣伝に力を入れるわけでしょうね。
つまりチリ経済が滞りを見せ始めていると言われながら、小売業界にとってはまだまだ強気でいけると見ているわけです。
2) 厚生年金
現在は給料の10%を年金の基礎として天引きされていますが、永年勤続してももらえる年金の額は給料よりずっと低いという現実があります。それを解消するためには、試算ですが、13%に上げるとかなり給料に近づくらしい。
例えば毎月100万ペソの給料をもらっている人が、40年働いた後、現行制度では年金は68万ペソだが、それを13%に上げれば年金は88万ペソになるらしい。私は自動積み立ての他に任意積み立てをしていたので、少し助かっています。