(一般)

1) トランサンティアゴ
サンティアゴの公共運輸が大きく変わってから6年たちました。当初の大混乱は消えましたが、まだいくつかの問題は残っています。バスの台数は40%、走行路線は68%の増加です。逆に事故は72%の減少と数字の上からはそれ以前のシステムより確かに良くなっています。
2) 濁流による断水
先月、カホン・デル・マイポ地区の濁流問題でサンィアゴの水が止りましたが、同じ問題が今週も発生。大多数の家庭で断水。百貨店街も閉店でした。
第5州のロス・アンデス地区も大雨から川が氾濫し交通が遮断されました。アルゼンチンのメンドーサに向かうルートが通行制限になり、国境を渡れない車が渋滞しました。4日間、通行止めでした。  
3) 警官の暴力
公園でビールを飲んでいた市民が警察署に連行され、そこで殴打・暴行を受けました。たまたまそれを撮影している人がいたので、事件が明らかになり、暴行を加えた5人の警官が即日解雇されました。チリの警察は他国のそれに比較し、信用されていますが、どこにでもおかしな人間はいますね。
似たように例ですが、ビーニャで海兵隊が海岸線を並んで走行するときにリーダーが文言を叫び、他のメンバーがそれを繰り返していました。問題はその文言で、「ペルー人を殺せ、アルゼンチン人を銃殺しろ、ボリビア人の首を切れ」でした。このビデオが世界に流れるとチリ政府も容認できず、責任者の解雇を準備中とか。もっともどこの国でも軍隊ではこれは普通とかで、ボリビアで「チリ人の首を取る」など壁に普通に書かれているらしい。
4) マプチェ問題
先週逮捕されたマプチェグループのリーダーは1週間もせずに自宅拘留処置に変更になりました。裁判所のこの裁決に政府は苦りきっています。そのほかの拘留されていたマプチェも裁判所のはからいで刑務所からでました。政府の思惑と裁判所の考えは合いません。
5) 刑務所騒動
アントファガスタの刑務所で囚人が刑務官を人質にして騒ぎました。幸い、死傷者はなく警察が介入して騒ぎは終わりました。家族が刑務所の周りに集まり、刑務所に向けて投石をはじめ警察と対決。チリもこの種の騒ぎがよくありますね。
6) 山火事
毎年この季節になると山火事が森林をこがしますが、今年は1月中に3200ヘクタールが火災になりました。これは2001年以来の低い数字で昨年の6分の1とか。運が良いのかな?