(経済)

1) チリ経済
やっぱり素人の私は見る目が甘い。私は欧州危機から中国不況になり、そのため銅の需要・値段が下落し、来年のチリ経済は不況入りと考えていましたが、OECDの予想では2013,2014年ともチリの経済成長率は世界のトップクラスらしい。その予想ではチリの2013年は4.6%、日本は0.7%、欧州の国は軒並みマイナスです。この傾向が2014年まで続くとか。中国の政治危機・バブル崩壊は影響しないのかな?OECDの予想はホンマかなと疑ってしまいます。
ラライン大蔵大臣は次の4年間でチリは一人当たりの国民生産高が22000ドルとなり先進国と同じレベルに到達するだろうとしています。
2) 社会騒動
ラテンアメリカで一般市民によるデモなどの社会騒動が起こる回数は国によって大きくことなります。悪いほうのワースト3はボリビア、ペルー、そしてアルゼンチン。問題が一番少ないのはコスタ・リカ。2位はチリでした。チリは安定してきましたね。
3) 鉱山産業
チリの経済を支える命綱は鉱山産業(主に銅山)ですね。先週のチリの風にチリ鉱山のコストが問題とかかれていますが、確かに銅鉱山の生産コストは過去10年でほぼ2倍に急増(正確には1.9倍)しています。1ポンド当たりのコストがチリは1.3ドル、アメリカは1.2ドル、ペルーは72セント。これから資本家の目はペルーに集まるでしょうね。チリにとってかなり厳しい状況ですね。
鉱山で働く労働者の給料は道路工事や建設関連の労働者の何倍も高いですからね(異常かな?)