(一般)

1) 漁業法
新漁業法が国会で成立しそうですが、それに反対する漁民たちが各地でデモ・道路封鎖などを行なっています。彼らにすると新法では大手の漁業会社がチリの魚を独占し、自分たち零細漁民を干上がらせてしまうとなります。なんでもチリのその業界はわずかのファミリーが抑えており、それに政界(右翼も左翼も)が絡んでいるので零細漁民にとってはこうした実力行使しか道はないらしい。さぁどうなるかな?
2) 髄膜炎
チリで現在一番問題になっているのがこの病気です。例年以上の患者の発生で厚生省は慌ててすべての幼児・年少児に予防注射をするよう指示しましたが、数が多すぎて薬が足りず、病院の前に患者の列ができました。外国から緊急輸入中とか。週末に20数万人分が到着したそうです。
3) 幼児売春
サンティアゴでこの種の商売をしていたところを警察が4ヶ月の間、極秘に捜査を続け、今週、手入れがされました。 捕まった16人の人間は社会的地位の高い人間が多く、政治・放送・芸術関係者の名前が挙がっています。キリスト教民主党関係者とか国営テレビの人間もいました。
捜査が進めば、逮捕者の数はこれからも増えるらしい。しかし中高年になってから、年少児童と関係を持ちたいとする人間が多いわけですね。チリはこの種のニュースが多いですがチリだけ特別ではないでしょうね。
今週おこなわれたカトリックの年次総会でエサッチ大司教が神父によるこの問題がカトリックの信用を落とす大問題になっていると発言しましたが、いけないとわかっていても止められないのでしょうか。
4) 英語教育
3年後にはチリの学校では小1から英語を教えます。2010年には小3の生徒22万5千人が英語の国家検定を受けました。もっとも英語を習っている生徒のうちわずか11%がそれなりの知識を有しているとか。道はまだ遠いようです。