(一般)

1) 27F大地震
2010年のあのチリ大地震で大きな被害がでたのはチリ南部だけ出なく首都圏にもありました。サンティアゴのマイプ地区に建てられた二つのマンションが全壊し、その住民は住むところを失いました。今週、住民から訴えられた裁判で判決が出ました。施工時に決められた条件を守っていなかった、例えば鉄筋の太さなど、とされ有罪になりましたが、施工主は刑務所には送られず、住民に1家族辺り約100万ペソの支払いを義務付けられています。
アパートが建てられていた場所は売りに出ていますが、まだ買い手が付いていません。地震保険に入っていなかったアパートのオーナーは銀行に借りたお金を返しながら、他のアパートに入り、おまけに家具も買い換える必要があったとニュースで泣いていました。手抜き工事で儲けていた施工主はまた新たなビルを建てている由。
3千万ペソで購入して100万ペソの戻りでは泣いても泣ききれませんね。私の住むアパートも壁に亀裂は入りましたが、崩壊の悲劇は免れました。運が良かったわけです。

2) 警察の不祥事
なんだか急激に警察の不祥事がマスコミに出るようになりました。今まで隠していたのが漏れたのか、最近、警察のレベルが落ちたのか。警察が麻薬関係の家に強盗に入って、家人を脅し大金を奪って逃げた事件など、どうせ麻薬で稼いだ金だ、盗まれても文句は言えまいという理論でしょうか。
警察がひそかに調べた情報を仲間が盗んだのかな。もっとも警察の仲間内で儲けを山分けにしていたかもしれませんが。もう制服警察も私服警察も信用されませんね。
私服警察官がディスコに行き、ただで入場しようとしたところそれを咎められて口論になり、ディスコ関係者が警察を呼んで逮捕させたなんていうのはお笑いですね。最もそんなことは日本でも良くあるのでしょうが。
モネダ宮殿に政府関係者と私服・制服関係者が集まり、これからどうしようかと相談したらしい。両組織のトップを馘首すれば衝撃は大きいのでしょうが、政府はそれを嫌がっています。日本でも尼崎の警察なんてかなり問題がありそうですね。

3) 結婚年齢
1980年代にはチリ人の結婚年齢は男性が27歳、女性は24歳でした。それが10年ごとに遅くなり2010年には平均結婚年齢は男性が31歳、女性は30歳になりました。