(経済)

1) 銅の動き
チリの命運は銅にかかっています。今年の鉱山関係の投資計画総額は2130億ドルとかで(日本円なら17兆円ですか)、欧州危機とか言われながらも、昨年より21%アップとか。
どうりで民間・政府とも弱気の発表が少ないわけですね。
中国の銅消費は過去10年間は毎年10%ほどの成長でしたが、来年からは2−4%になるらしい。それでもチリに投資するのは世界経済の行方がそれほど落ち込まないと見ているからですね。チリにとってはありがたいことです。
チリで働くなら次の3社がお勧めと言う記事が出ましたが、コデルコ、BHPそれにランチレでした。最初の2社は銅鉱山の会社ですね。
今週の中銀の発表では今年の経済成長率予想は5.1%となっています。この数ヶ月、毎月この推定数字が上がっています。年初は4%を想定していたので、如何にチリ経済が順調に推移しているかが分かりますね。

2) IMFの世界大会が何十年かぶりに東京で開催されました。
残念ながら日本は主催者としての責任、リーダーシップを果たせなかったようですが、スペインの新聞にもチリの新聞にも世界大会の内容について欧州危機(若しくはスペイン危機)に関しての報道はありますが、日本で開催された総会と言う報道は、半被を着たメンバーの写真がある以外全くありません。日本は世界の中心にはなれないのでしょうか。
IMFに600億ドルも支援するらしいのに。(日本のどこにそんな余裕があるのかな?)