(政治)

1) カスチジョ火力発電諸問題
最高裁判所の長官と、それを批判した環境保全長の大臣がしっかり抱き合ってあいさつ。場所はカトリックのカテドラル。それで政府・司法の争いは終了と思われました。ところがその翌日、テレビの番組に出たピニェラ大統領はその火力発電所に関する大臣の発言に関し質問を受けると、「それを許可したのは私です。私は大統領として、国民にエネルギーの継続・供給に関する責任を持っており、それに関連した大臣のコメントは私の考えと同じです」
つまり大臣の司法批判を繰り返したわけです。この挑戦はこの先どこへ向かうのでしょう。

2) 18のお祝いの行事の一つにカトリックの総本山カテドラルでのミサがあります。先週の新教の教会ミサと同じく政財界のトップが招待され大司教の演説を聞くわけです。どういうわけか招待された野党議員はほとんど欠席。空席が目立つ。 笑ってしまうのは大司教のコメントです。「現在のチリには不信感と言うビールスがはびこっている。人々は大統領を信用せず、国会を信用せず、裁判所を信用せず、カトリックの教会も信用されていない。私たちの場合は少年幼児の性的事件が継続しているのが原因で、しっかり反省しなければ市民の信用は取り戻せないと自己批判

3) メキシコの次の大統領が南米訪問。チリにも立ち寄りました。チリとメキシコは政治でも経済でも良好な関係にありますが、その麻薬王国メキシコには行く気になりませんね。