(一般)

1) 9月の建国記念日
もうその話題が新聞にも載るようになって来ました。そよ風が吹き始め、空に凧が泳ぐのが目に見えるようです。 
今年は1週間ほど連休が続き、観光局の推定では2百万人以上が国内・海外の旅に出るとか。
私たちも旅に出る予定でしたが、ホテル・航空券がパックになったのはラ・セレナ、バルディビア、プエルト・モンのどこも売り切れでした。仕方がないから目的地を近郊にします。
もっともその期間に、全部の会社が休みに入るのを強制されると2億ドルの損失になると全国小売り連合の幹部がコメントしています。日本と違ってチリでは百貨店もスーパーマーケットも全部シャッターを下ろしてしまうことになるわけです。

2) 爆弾事件
この6年間で148件の爆弾事件が起きました。誰かが爆弾を製造し、それを街中に仕掛け、爆発させたのですが、なんと今までに逮捕された全員が釈放され、たった一人、裁判で有罪になったピトロネロも自宅待機の処置です。警察・検察に力がないことを示しています。そのピトロネロは爆弾を銀行に仕掛けようとして過ってそれが爆発し、腕を切断する事故になりました。したがって彼の場合は爆弾と無関係とは言い訳できません。しかし148件の爆弾事件で、この結果では、アナルキー一派は爆弾事件で逮捕・有罪になることは無いと確信していますよね。

3) 老人層の拡大
現在チリでは平均年齢は79歳、60歳以上の中高年層は260万人ですが、これが2025年には全体の20%まで拡大されます。したがって中高年層の拡大がこれからの社会にどう影響するか、平均年齢を現行よりどうすれば上げられるかなど国会で取り上げられるべき話題になってきています。