(経済)

1) 世界国際競争力のランキングが発表になりましたが、トップは香港、アメリカ、スイスの順。日本は27位。その一つ下にチリが28位。
この基準が開始された1989年に世界トップは日本だったのですが・・・・その頃、日本がここまで急速に下落するとは誰も思わなかったでしょうね。と言うことは現在の日本の経済力、もしくは日本人の生活レベルもこの先急速に下落する可能性があるわけですね。

2) 銅依存度
チリと言えば銅です。国内総生産の16%を占めるこの産業は輸出では50%近いシェアーになります。また銅産業に関係している企業に雇用されている労働者は70万人にのぼり、それに銅鉱山に直接雇用されている22万人を加えれば、それはチリ全体の13%になります。それらの労働者は他の産業の労働者よりはるかに高い給料を得ていますから、チリの平均賃金を高くする役割も果たしています。
ただ資源の価格低下で日本の商社が今年に入って大幅減益といわれますから、チリも要注意かな。

3) ガソリン価格
この6週間でガソリン価格が50ペソ上昇。来週また20ペソほど上がる予定(1リットル10円くらいの上げ幅ですね) それに食料品の値上がりがあるから、そろそろ物価上昇率もゼロから離れて上昇するでしょう。           もっとも食糧に関しては2008年のピークよりずっと低いところで落ちついているように見えますが、値上げする値上げすると騒いでいるグループがいるのでしょうね。