(政治)

1) 地方選挙
10月の選挙まで後わずかになってきました。与野党とも候補者選定を終えつつあります。同じ陣営の中でイサカイがあって候補者選定に苦労をするのはいつもと同じです。
この選挙の結果が次の大統領選挙に直結するというのは与野党に共通の見方。前回2008年の地方選挙で、それまで常勝だった左翼・中道連合が16%も得票を減少させ、56の区長席を失いました。それは大統領選挙で始めて右翼のピニェラが勝つ前兆だったわけです。選挙予想ではサンティアゴ区は与野党が互角の戦い。プロビデンシアの右翼区長は左翼の女性候補に負けそうとか。
ところで今まで投票をしてこなかった青年層がどう投票するのでしょうか。以前は選挙登録をしていないと選挙資格がなかったが、これからその登録が不要になり、逆に投票が義務制から任意になったので、行きたくなければ行かないことが可能になりました。私は以前ははっきり左翼でしたが、チリの左翼の堕落振りから、現在は左右どっちの味方もしていません。政治家はどっちも嘘が多いと言うわけですね。

2) 最低賃金は超法規的(?)な感じで政府準備の193000ペソで落着しましたが、この先にさらにやっかいな税制改定が待っています。誰も税金が増えるのは歓迎せず、税収がなければ、政府の使える手が限られます。例えば教育の充実のためには多大の金額がかかるため、税制改定は避けられません。どうなるかな?