(一般)

1) 爆弾騒ぎ
この数年、チリでも爆弾が仕掛けられる事件が続発しています。内務省はアナルキーを許さないと全力で彼らのグループに立ち向かい、検察側の人間を引き抜いて特別チームを編成し、犯人グループを摘発しました。
その裁判が、延々と続いていましたが、今週判決が出て、なんと全員、6名ですが、無罪になりました。検察・内務省の顔は丸つぶれ。無罪になった人間が、控訴された理由はすべてでっち上げとクレームしています。そんな馬鹿なことがあるのでしょうか。爆弾を仕掛けるところはちゃんとビデオに写っているのに???じゃ誰が犯人なのかな?

2) 貧困者向け住宅
日本で生活保護の不正受給が問題になっていますが、それは世界中どこでもあるのでしょうね。チリの場合、政府が貧困者向けに建設し極めてやすい値段で販売したものが、海辺の別荘や貸し部屋に使われています。契約では少なくとも5年は譲渡・賃貸しはできないとなっていますが、堂々と窓に貸しますと張り紙をし、バケーションの頃は毎日、人が入り、月に100万ペソも稼ぐことがあるとか。しかもテレビの番組ではそこを貸している女性「貧困者」は、近くの区役所に働き、主人はヨットハーバーの管理職で、豪華な住居を持っているとか。
番組を見せられた住宅省幹部は、人数が足りないので全部の住居の監督管理をしているわけではないが、確かに許せない行動だとし、契約を取り消し、他の貧しい家族に住居を渡すとコメント。

3) 公共運送費用
6月からサンティアゴのバス・メトロ運賃が10ペソ(約2円)値上がりしました。ディーゼル油の値段が上昇したからだそうです。それでも120円くらいで、バス・地下鉄を乗り継いでサンティアゴの端から端まで行けるのですから日本に比べると¥安いですね。もっとも最低賃金をもらっている労働者の場合、給料のかなりの部分がバス代で消えるとされています。