(経済)

1) 欧州危機
欧州危機はチリ経済に影響するがチリはそれに対する準備は整っているとし、政府は今年の経済成長は予定通りと発表。
しかし4月のチリの輸出は前年対比で、中国向けは9%、アメリカ向けは18%、欧州向けは29%の大幅ダウン。日本向けだけは何と46%のアップ (これは昨年、東北大地震で日本向け輸出が止ったからですね) 全体では7%ダウンと苦しい状況。
欧州の中でも特に危ないといわれるスペインからチリに進出しているスペインの銀行(サンタンデル銀行とBBVA銀行)がどうなるか心配されています。その銀行に口座を持つ人はやはり落ちつきませんね。以前、私はBBVA投資信託をしていましたが、昨年、成績が悪いので他の金融機関に替えました。そのとき、急がないでもう少し待てば数字は良くなりますよと係員に言われましたが、私のほうがその銀行員より見る目がありますね。
銅の値段は下がる一方、チリのペソも対ドルで下がる一方、チリ経済の今年の後半はどうなるかな?

2) サーモン業界
先週のチリの風でサーモン産業は順調に生産を伸ばしているが価格が落ちていると書きました。今週のニュースによると業界全体が生産を少し抑えようかとなっている様子。その理由は価格が昨年11月から何と50%も下がっており、こんな安い値段では生産する気になれんと言うことでしょう。
確かにプエルトモンからの戻りの飛行機で日本の水産会社の人に会って話しをしましたが、彼は「昨年は良かったが、今年はどうも」と言っていました。