(一般)

1) 差別禁止法
過去数年にわたり国会で論議されていた同法案がやっと成立。先日、同性愛者の若者がネオ・ナチと呼ばれるグループに撲殺されて社会的にこうした差別を許さないという風潮が高まり、のんきな国会議員もやっと思い腰を挙げたもの。
ところでオバマ大統領が同性間の結婚を認めるコメントをすると今年の大統領選挙で共和党代表になったロムニイは全く逆のコメント。どっちがアメリカ人の間に評価されるか。
オバマは大統領になってからその前の勢いを失ったと私はあまり彼を評価をしていなかったのですが、次の選挙でそのモルモン教信者が大統領になれば軍・産共同の動きでイスラエルと組んでイラン戦争勃発でしょうね。つまりオバマはそれを必死になって抑えたわけです。違うかな?
中東戦争が起これば、アメリカ・イスラエルは原爆を使ってアラブの主要都市を爆撃、石油の実権を手にするでしょうね。コロンビアでおこなわれたこの前のアメリカサミットでオバマ暗殺未遂があったと言われますが、これに関連しているのかな?
さて、テレビのニュース番組の中でお手伝いさんが私立の学校に入学手続き申請をすればどうなるかと特別番組がありました。私はそれを見ましたが、お手伝いさんのユニフォームを着た女性とカップルの男性が(俳優さんですが)サンティアゴ東部の有名学校を訪問し、入学申請手続きをするところをテレビのカメラが撮影するわけです。「入学金は高いのよ」「金持ちばかりの生徒の中にあんたの子供が入れば苛められるよ」とけんもほろろに断られるところが放映された後、今度はいかにも金のありそうな格好をしたカップルが同じ学校を訪問して入学許可を申請すると全く違った対応を受けるところが報道されます。 その結果を持って今度は学校の責任者に面談を申し込むわけです。もちろん学校の責任者は、「これはひどい差別です。私たちの学校の方針ではありません。この担当者個人のエラーでしょう」とコメントします。
つまりチリの上流階級が、いかにそれ以外の人間を差別しているかの報道ですが、これを放送することで一層、社会問題が増加するとテレビ局を批判する声も出ました。

2) 母の日
チリでは母の日は小売業界にとってクリスマスに次ぐ大きな売り上げを示すらしい。確かに母の日向けのプレゼントの広告が新聞・テレビなどであふれていました。
私の住むラス・コンデス区では公園に大勢の女性が集まり、準備体操をした後、数キロの歩行を楽しむ集まりがありました。日ごろ運動をしない女性が、プレゼントのユニフォームを着て体操に歩行に汗を流していました。