(経済)

1) アイセン水力発電所の建設
とうとうダム建設の許可でたと思ったら、裁判所から中断の指示。その理由はダム建設予定地に地盤の動きが見られ、その安全性の確認が不徹底と言うもの。自然保護の運動家は、この事実は以前に第11州の州がおこなった地質検査でも明記されており、それを無視してダム建設の許可を出した政府委員会の責任は大きいとしています。もっとも建設側はこれで工事が取り消しになったのではなく、更なる調査の結果、最終決断が下されるとそれほど落ち込んでいません。
他のニュースですが、既に建設準備段階もしくは工事が開始されてから中断し、実際に完成にいたっていない発電計画は21もある由。
大きな資本がこの分野に投入され、ムダになっていることが明らかになっています。自然保護の立場から、それらの水力発電ダムや火力発電所が認められないというのは理解できる。そしてそれらの工事の実施者が自然破壊はあるが、それを如何に少なくして施行するかを考えているのも分かる。
つまりエネルギー源の確保と最小の自然破壊のバランスになるわけで、これからのチリのあり方と言う政治的な考えで結論を出すべきだろう。
世界のあちこちで事故を起こしている原発は信用できないですが。