(政治)

1) ピニェラのアジア外遊
ピニェラはベトナム・韓国・日本を訪問する旅に出ました。ベトナムでは向こうの首脳から「チリといえばアジェンデですね」と現在のチリ右翼政権とは異なったコメントが出た由。私が学生の頃、ベトナム戦争反対が学生運動の中心でした。ピニェラは同行している元大統領のフレイを褒め、彼のおかげでベトナムとの自由貿易交渉が成立したとコメント。フレイは「その頃は野党からフラフラ外国に出かけて時間とお金の無駄遣いと批判されたものだが」と余裕のポーズ。

2) アイセン問題の終結
40日も継続したアイセン問題が突然のように終結しました。現地代表がモネダ宮殿を訪問し、直接政府と交渉したもの。現地にガソリンのためのフリーゾーンを作るとか。これで税金を払う必要がなくなりますから、だいぶ価格が下がります。しかしそれくらいのことに40日もかかるのかな?
野党側の人間がアイセン問題を放置してきた責任を感じると自己批判。20年も政権をとっていたのに遠隔地アイセンの問題に何も対処しなかったわけですね。

3) ボリビア問題
3月23日はボリビアでは海の日と呼ばれる特別な日です。モラレス大統領はチリに「いつまでも悪い隣国であることを続けるべきではない」と強い警告を出しました。もちろんチリはこれは根拠のない発言でチリ政府には全く価値はないと切って捨てました。