(経済)

1) 原油価格の上昇
ガソリンの価格が上がっています。今年に入ってもう7%上がりました。もちろんこれは原油価格の上昇によるものですが、これでインフレが進むと憂慮されています。
原油価格の上昇の原因はアメリカがイランを経済制裁しようとしたからですが、世界のインフレを引き起こす意図的な計画があるのでしょうね。
イタリア前首相のベルスコーニ逮捕の話はチリではニュースになっていませんが?

2) 輸出
1月の輸出の数字が出ましたが、2012年は昨年対比10%のアップ。立派なものですね。欧州向けは18%のダウンでしたが、アジア向けが17%のアップ。もっともその内訳は中国・韓国向けが上昇し、日本向けは減少。日本は欧州と同じですね。

3) 旱魃
雨が降らないことから起こる旱魃問題はかなり深刻で、ぶどう酒業界でもブドウの成長・生産に問題が起こると心配しています。電力業界でも水不足のため水力発電は過去5年で最低の量になっています。チリは原子力発電所がないため、火力発電が増加し、現在は全発電量の55%が火力発電になっています。
11州の大型ダムの建設に反対運動が高まっていますが、エネルギー源確保はこれからも政府の大きな課題になります。