(一般)

1) 高層ビルの完成
南米で一番高いビルになるコスタネル・センタービルが6年間の工事期間を終え完成間近かです。300メートルの高さですから、目立ちます。しかし63階建てのこのビルが完成すると、つまりいろんな事務所・ホテル・ショッピングモールがこのビルを埋めると、そこに働く人や訪問客が来るわけで、車の動きが極端に増え、ひどい交通渋滞が予想されています。
これは工事が許可になった元ラゴス大統領の頃から指摘されていますが、彼もその次のバチェレットも全く問題にせず放棄していたらしい。ビルに出入りするのに半時間もかかればトランサンティアゴが始った5年前と同じような混乱が起こるでしょうね。
私の住むアパートの前も二つのビルが完成間近ですが、交通量が大幅に増え、騒音公害なども心配です。地下鉄ができて便利になりましたが、これが進むと、静けさを求めて不便な田舎に住みたくなるのかな?

2) アイセン騒動
先年第12州のプンタ・アレナスで天然ガスに関連して大騒ぎになりましたが、今回はそのすぐ北の第11州アイセンで問題発生です。僻地では政府の援助がないと他の州に比べて不公平とクレームするわけです。300人ほどのデモ隊が道路を封鎖し車に火をつけて大暴れ。このためガソリンなど生活必要物資が品不足になっています。
なんとチリよりアルゼンチンに所属したいとする訴えもあり。いやはや。来週休暇から戻るピニェラの最初の大仕事になりそうです。
昔、フエゴ島にある世界最南端の町ウシュアイヤに旅したことがありますが、アルゼンチン政府の僻地援助で、暖房費はほとんど無料、食料品なども運賃援助があるのか本土と似たような価格とかで住民が落ちついて暮らしているのを見ました。チリは12州のプンタ・アレナスでも、11州のコジャイケでもそんな援助はしていません。
 
3) 煙草の値段
南米の中でチリの煙草の値段は4番目です。最も売れている煙草の値段比較ですが、同じような製品でも価格は大きく違います。一番高いベネスエラでは5.8ドル。チリは3.9ドル。アルゼンチンは2.2ドル。ブラジルは2ドルとか。もちろんこの差は、主に煙草にかかかる税金の差ですね。
チリ人の愛煙家は1年に平均31万ペソを使うとか。これって1か月分の給料ですよ。2011年に煙草によるチリの死亡者は17000人とか。ほとんど自殺ですね。