(政治)

1) ツナミ予報
もうすぐ2周年ですね。2月27日の大地震とその後のツナミによる大被害が出たのは。その日、緊急対策局にバチェレット前大統領や前局長、軍関係者などが集まって相談するところが録画されていますが、そこでバチェレットはツナミが来ないと発表してその後に被害が出れば責任は私たちにあるとコメントしています。元大臣が軍がツナミは来ないと連絡してきたのだから、責任はすべて軍にあるとしていますが、軍はもちろん、これは政府の問題としています。
情報の収集、分析に問題があったのは明らかで、この先、バチェレットのところまで問題は行くでしょう。

2) アルゼンチン問題(フォークランドマルビナス)
イギリスの首相カメロンがピニェラに電話してきたらしいですね。「頼むで、うちの味方してよ」と言って来たのかな?
チリの農業団体はアルゼンチンからの農業・酪農製品がチリに入りチリ側生産団体を圧迫する苦しい状況を訴えています。チリからアルゼンチンへの輸出は、その逆の輸入のわずか4分の1程度で、圧倒的にアルゼンチンから製品が入ってきます。チリ側のクレームはアルゼンチン政府が生産業者に補助金を出し、安い値段で輸出するのを援助しているとか。
そのアルゼンチンですが、補助金を削除し赤字を削減すると言いながら国会議員の給料を大幅アップ。どこでも政治家はそんなものでしょう。ちなみにラテンアメリカの国会議員で一番月給の高いのはチリで15000ドル、メキシコは11000ドル。アルゼンチンは8000ドルになりました。ボリビアは1500ドルとか。