(一般)

1) 山火事
トレ・デル・パイネの山火事は世界的なニュースになりましたが、その他にも第7州、8州、9州で大規模な山火事が起こりました。9州の場合、消火作業に当たっていた消防夫が7名も死亡するという痛ましいことになっています。
通常に生活を営んでいた家族が、この火事で自宅・仕事場(農場など)を奪われたのですから、その悲しみ・苦しみは計り知れませんね。一番かわいそうな例は80歳のおばあちゃんで、1昨年の大地震で家を失い、政府の援助でやっと新しい住宅を手に入れ、そこに住み始めて3日目でこの火事で全焼とか。80歳の老女がどんな希望を持ってこの先を生き続けられるのでしょう。
毎週同じことを感じますが、人生には運・不運があって、その人の実力・努力と別の結果を呼びます。人間に避けて通れない事実ですね。政府がおばあちゃんに早く新しい住宅をプレゼントするように祈ります。

2) 大学入学手続き
先にPSU大学入試が行なわれましたが、その入試結果が発表になりました。チリ人も好きですね。どの高校がどれだけ高得点者を出したか、そういう細かいことまで新聞に掲載されます。高得点者を出した私立高校の上位30校で、その所在地は首位はラス・コンデス区(6校)2位はビタクラ区(4校)とサンティアゴの東部の区がしっかり押さえています。テレビ番組に最高得点者が招待されたりしています。
一方、昨年の学生デモ・ストから学校閉鎖になっていたプロビデンシア区の高校で、封鎖関係の生徒を再入学させない方針を区長が発表、再度紛争が激化しそうです。同じようにストに参加していた先生を解雇する動きも出ています。

3) 飛行機事故
昨年のチリの最大の話題のひとつがロビンソン・クルーソ島での空軍の事故でした。その事故に関し空軍の高官が、あれが民間飛行機ならその日の運行は中止されていたと発言し問題になっています。空軍なら安全を考えず、上からの指示で運航するというわけでしょうか。まだ新聞に小さくしか載りませんが、大問題になるかな?

4) 派手な生活
チリ人の生活が派手になって来たと言うのは、昨年の新車の販売台数が33万台と新記録と言うのもその証拠でしょうが、カジノの入場者の数が昨年1年で六百万人を越え新記録。収入も前年より40%もアップの新記録。大丈夫かな、チリ人そんなに派手に遊んで。一人当たり4万ペソほど使うらしい。