(政治)

1) ピニェラ評価
今年最後の市民の意識調査が、発表になりました。ピニェラを評価するのはわずか23%。逆に評価しないのは62%。民政化以後の大統領で最悪のどうしようもない低い人気です。私の目にはそれほどひどい大統領には見えません。愛想の悪いのは彼の個人的な性格なのでしょう。バチェレットなんか未だに82%の支持を受け人気抜群だけど、それほどの善政を実施していたようには思えません。
同調査の中で笑ってしまうのは、信頼が置ける機関としてトップは軍隊、次いで警察がきます。下位は最悪が政党、それから裁判所、そして国会でした。チリの国民が、民主主義など政治に抱いていた幻想は裏切られたと考えているのが良く分かります。
さてピニェラの新作戦ですが、旧大統領に面談要請しました。民主化して最初の大統領エイルウィン、3代目のラゴスと今週面談。フレイとバチェレットとは来週、会うらしい。
彼は賢人の知恵を頂きなどと下手に出ています。選挙制度の改定(グループ制を止め、個人得票の結果にする)がメインテーマでしょうか。現行制度だと与党と野党から一人ずつ当選するのは決定的なので、ぬるま湯的な選挙が続いています。これを改定する必要がありますが、与党のUDIは選挙制度の改定に反対とか。議席減を怖がるのは無理はないかな。
それから教育大臣と農業大臣の変更がありました。教育大臣の更迭の真の意味が知りたいですね。