(経済)

1) 10月のチリ経済動向指数は3.4%の伸びで、この1年以上記録のない低いもの。この数字からも2012年の見通しは4−4.5%となっています。

2) 自動車の販売数
チリの軽自動車の新車販売数は11月までで30万台を越え、新記録となりました。チリ経済が未だに順調に進んでいることを示す一つの指標ですね。
中国のそれは最近伸びが緩やかになって、それは景気後退のシンボルと言われていますが、2006年からバブルの終焉が始まるといわれながら5年も好調を維持しましたから、中国の底力はすごいものです。

3) 貧富の差
しかしチリには大きな問題があります。それは貧富の差です。OECD参加国中、最悪の数字となっています。上の10%層の所得は下の10%の所得の27倍とか。チリについで悪いメキシコは25倍。貧困層の急増のアメリカでも15倍とか。ピニェラの政策ではこの差は収縮しないのでしょうね。困った。