(一般)

1) テレトン
最近はこのニュースが多かったですね。金曜夜から27時間全民法テレビが同じ番組を流しました。障害者援護施設のための募金活動で、今年は217億ペソが集まりました。約33億円ですね。

2) ニコラス・パラが文学賞受賞
パラはもう100歳近い年齢ですが、まだしっかりしています。その彼がスペインのセルバンテス賞を受賞しました。それは文学賞として、スペイン語圏の中では最高の賞で、大きな喜びの声が国中に上がっています。ところが彼はマスコミが嫌いなようで、テレビの画面には出ません。テレビカメラが彼の家の前で待っていても全く外には出ません。一風変わった詩人ですね。

3) 世界で住みやすい都市
この種のコメントは頻繁に発表されますが、世界で住みやすい都市は欧州に集中しています。ウィーンが首位、ついでチューリッヒとか。サンティアゴは評価対象になった221都市の中の90番目。南米ではモンテビデオ、ブエノス・アイレスについで3番目でした。

4) チロエ島への橋
ラゴス元大統領が島へ渡るのにフェリーを使うのは時代遅れ、島の近代化に橋をかけますと公約。そうか島も本土と一体化するのかとチロエ好きの私は喜びましたが、次のバチェレットはその橋の経済効果を低く評価し、橋の建設を却下。同じグループの政権にもかかわらず全く違った政策が異常に見えましたが、ピニェラになってもこの評価は変わらず、来年にも橋の建設はないことが確認されています。来年から島の首都カストロに飛行機がサービスを始めるという話がありますが、この橋のことを考えるとそれも怪しいですね。

5) 犯罪の増加
今年の第3四半期までですが、前年対比10%の増加が見られます。窃盗などの犯罪の場合、80%のケースは犯人が見つからないまま捜査が終了しています。つまりほとんど犯人は捕まらないわけですね。また未成年者で逮捕された犯罪者は70%が1年以内で再度逮捕されるとか。
似たようなケースですが爆弾を仕掛けるグループはいくら逮捕されても有罪になりませんね。どうしてかな?
それに対抗して(?)、市民の間で拳銃を所持する傾向が増えています。公式に所持を認められた数ですが、昨年は3607件、今年は3966件と10%アップとか。もっともピストルを持っていて安全性が増えるとは思えませんが。

6) 遺跡の発見
第4州のロス・ビロスから35キロ山のほうに入ったところで11000年前のものと思われる遺跡が発見されました。南米・チリで最も古い年代に属するものですが、狩猟民族がそのあたりを狩をしながら生きていたのが分かるらしい。

7) 新聞に入る宣伝物資
週末は特集記事が入るので週日の新聞より、かなり量が増えますが、最近は異常ですね。新聞本体も半分は宣伝ですが、その他にドカッと小包のような宣伝物資がついて来ます。私は年間契約をしているので毎朝、アパートまで配達され、守衛の人がそれを部屋の前においてくれます。この週末なんかもう読む気もしないほどの大量の宣伝物資です。新聞紙に比べると格段に上質の紙を使いきれいな印刷をしてクリスマスには当社の製品をお買い上げくださいというわけです。私はそんな広告は見ないでリサイクルにもって行きます。