(経済)

1) 銅の価格とペソの為替
専門家の意見として、新聞に掲載されましたが、「中国は堅調でバブルが始めるなど考えられない。したがって、現行の銅価格は年末にかけて4ドルに戻っていく。来年はポンドあたり4ドル以上の高値が継続するだろう」
私の考えと全く違いますが、彼の言うほうがチリには有利ですね。

2) 水泥棒
現在は水を盗んでも罰金刑が低いので(約40万ペソ)それを50倍にし(2千万ペソ)、必要な場合は刑務所に入れる新法律を公共事業省は検討中とか。これを実施するために水源管理、水を引く権利の確認など、現場で実態を調べる係員の増員が必要とか。チリ北部は水が少ないので、湖・川の水をそっと自分のところに引いてこようとするわけですね。小さな鉱山など現在でももめているらしい。

3) 厚生年金
チリでは市民は年金会社を各自が選び、さらに5つの選択肢の中から好みを選びます。最も危険があるが、あたれば利益は大きいA分野から、危険性が最も少ないが成長度も低いE分野までです。2003年には一番危険なAは21%の利益を出し、一番低いEでも7%でした。それが今年の見込みはAが7%、Eは4%の見込み。これはまだ見込みで、世界の株式市場の動きによってはもっと下がる可能性があります。2008年は、良く覚えていますが、私の貯めた金額が数百万ペソ下がりました。2009年に減少した分をほとんど取り戻しましたが、結局、その間に得るべきだった利益は損をしたままでした。それが私の今の年金に影響しています。もっとも、そういう仕組みなので文句は言えませんが。