(経済)

1) チリ経済の実態                            
失業者数が縮小し、優秀な人材が足りなくなったことから従業員の給料がじりじりと上がっているらしい。少なくとも今までのところ、この状況が継続中です。ただし、2012年は風が大きく変わるでしょうが。

2)サンティアゴの株式市場は木曜日、5%上昇し週の始めに落ちた分を回復火曜日にドルは過去14ヶ月で最高値、株式市場は4.2%の大幅下げとなった翌日、それを取り戻したわけですが、そんなに毎日、チリ経済に動きはなく、単に思惑買いが市場を動かしているのでしょうね。

3)銅の値段
  チリの頼みの綱の銅の価格は低位に留まっていますが、逆に過去数年の動きを見ると4ドル台を維持していた今年のレベルが高すぎたともいえます。2005年の平均銅価格はわずか1.67ドルです。経営が苦しいながらもチリの銅鉱山で倒産したところはありません。2009年の平均価格は2.34ドルでした。それが今年は今までのところ平均4.14ドルです。バブルのように高すぎたのではないでしょうか。もし現行価格が長期になると2012年国家収入は落ち込みが間違いなく厳しい状況が予想が出来ます。鉱山労働者はその他の労働者の何倍もの給料を稼いでいますが、それもおかしいですね。正常化するべきかな?さぁチリの命綱、銅産業の将来はどうなるでしょう。

4)9月の物価上昇率
  0.5%と記録されました。6ヶ月ぶりの高い数字。9月は18のお祝いで派手に騒ぎましたからね。1−9月合計は3%、過去12ヶ月では3.3%でした。