(一般)

1) 18のお祭り
もう今週は18のお祭り一色です。少し前は教育問題、それから空軍の飛行機事故、今週は建国記念のお祭り騒ぎと毎週メディアは特集を極端に変えています。
毎年9月18日に、全閣僚はカトリックの大聖堂に集まって大司教の説教を聞きます。政治家は与党も野党も責任を持って行動してほしいとか、社会の不公平に付いてコメントが出た後、教育問題についての意見がありました。教育大臣がそれを捕らえ、「学生側も大司教の説教にあるように話し合いの場に戻ってほしい。私たちはいつも教会の真摯な意見を大事にしている」とコメント。ホンマかな?いつもと違って野党の党首はミサに参加しなかったけど、何でかな?
さてこの食べて飲んで踊ってのお祭り騒ぎで、チリ人の体重は平均3キロ増加する由。そこまで思いきって飲食する必要はないとおもいますが、職場でも公共の広場でも、飲食をするためのパーティがあふれています。
交通事故の増加も目立つのは困ったことですね。
ブドウを醗酵させたチチャがこのお祭りのメインのお酒ですが、最近の人気のアルコールはテレモト(地震)とか。それはワインとコニャックなどのミックスのようです。
ピニェラのクエッカはまだ素人のレベルのようで、ニュースに出た彼の踊りに、ぎこちなさが目立ちました。チリ人でクエッカが踊れないとこうして馬鹿にされますが、私はあのリズムがどうにも好きになれず習おうとしたこともありません。

2) 空軍機の事故
21名の乗客のうち、事故から2週間たってもまだ数名の遺体が発見されていません。捜査はまだ継続です。事故の原因として空軍はパイロットが未熟だったと言うのと、帰りの燃料が足りなかったと言う理由はありえないとしています。突然の気候の変化にしたいのでしょうね。
特別検察官は超過荷重が事故の大きな原因ではないかと考えているようです。それだと空軍の責任になります。さぁどうなるかな?

3) 大学のレベル
教育問題が継続していますが、風が変わってきました。今まで10万人も参加していたデモに、今週はわずか1万人。熱気が去りましたね。教員組合代表の演説に嫌がらせの口笛がたくさん入るほど。世論調査でも学生運動を支持するとする層がこの1ヶ月で7%も下がっています。
留年問題と来年度の奨学金がどうなるかが愁眉の問題のようです。教育を利益の対象にするなは国会でどう審議されるか分かりませんね?
ところで大勢の学生が留年になれば、来年度、新規の学生を受け入れる余地がなく混乱はさらに継続になります。
学生側はこのまま勢いが消えていくのを防ぐため来週再度、労働者を加えた大規模なデモを呼びかけていますが、人が集まるかな?
QS世界大学ランキングにチリから2の大学が入っています。全体では250、262位で、ラテンアメリカでは4位と5位になります。それはカトリカ大学とチリ大学です。世界のトップ10はアメリカとイギリスが独占していますね。
チリ大学のストが続くと来年のランキングは下がるかな?私の娘はチリ大理学部の学生ですが、ずっと授業がありません。そのため彼女は今、研究所に通って生物実験の毎日です。