(政治)

1) 野党連合の崩壊の危機
ある日の夕刊のトップに「野党連合に大地震」の見出し。これがチリにとって最大のニュースと言うわけではないのですが、20年間チリを仕切っていた左翼・中道連合にひびが入ってきました。PPDが連合を出て行ったグループや共産党を加えた一層左翼化した連合にしようとする動きを見せ、それに社会党キリスト教民主党が反対する様子です。
私はもう何年も前から連合の終焉を言っていますが、キ民党が連合から別れ、与党の一つRNと組むのが彼らの思想にあっています。RNは極右のUDIから離れれば、もっと自由に行動が取れます。それと問題は野党連合に際立った人材がおらず、前大統領のバチェレットが唯一の希望の星。政権をとっているときはいい加減な連合も機能していましたが、次の選挙でも勝てる可能性が少ないと感じ始め、それが焦燥感になるわけですね。理解できます。

2) ピニェラは国連総会に参加するため来週ニューヨークを訪問しますが、現地でニューヨーク市長との面談のほか、かって彼が学んだハーバード大学を訪問する予定とか。チリの大学とどう違うのか確かめに行くのかな?