(一般)

1) サン・ホセ鉱山事故
33名が生き埋めになった事故から1年が経ちました。その事故の起こった8月5日にコピアポで関係者が集まり、記念集会がもたれました。全員救出の後の、喜びは未だに忘れられません。何しろマイケルジャクソンが死去したときのニュースを上回る量の報道が世界中に流れたとか。確かに日本からも取材者が来ましたね。あの頃のピニェラの人気は天に届くほどだったのですが。その33人は大半が失業中かその日暮らしのような仕事しかなく、既に一時金は使い果たし生活に困窮している人が多いようです。世の中そんなに甘いものではないですね。政府を訴えた裁判が行なわれていますが、どうなるかな?
ハリウッドがこの事件を映画にするようですが、出来上がったらやっぱり見に行くでしょうね。

2) ラ・レグア問題
サンティアゴで一番危ない地域はラ・レグアです。そこは私の小説の舞台ですが、銃撃戦が日常茶飯事となり、今週も警官一人を含む4名が銃弾で負傷しました。
今年の3月に同地区のカトリック教会の神父が教会を警察のパトカーに守ってもらわなければならないなんて政府はどう考えているのかとクレームしました。その後、政府・警察が一体となって同地区の浄化を図りましたが、その結果は全く以前と変わらず、マフィアが同地区を牛耳っている状態が変わりません。犯罪撲滅を選挙前に公約したピニェラは面目丸つぶれですね。
犯罪関係ですが、今週、犯罪グループが民家に押し入り強盗を働きました。警察が犯人の1人を逮捕し、被害者がそれを確認、更に犯人も自白しましたが、裁判所が証拠不十分で釈放しました。被害者は驚くと共にチリの司法システムは根本的に間違っているとクレームしています。

3) 今週の話題の一つに警察を解雇された元警官が抗議のため、パンツひとつで警察署を出ました。テレビのカメラが彼を追っていると、警察官(その日までの同僚)がきて信号のところで彼を逮捕しようとします。理由は公衆の面前で裸になったということらしい。彼は車から降りないで相手にしません。車を走らせると信号を無視したとしたパトカーが集まってきます。様子を知ったほかの車が彼に声援。テレビの番組のよう。気温が5度だったので彼は寒かったはずですが、奥さんに渡された服を着ました。なんでも翌日下着メーカーからモデルにならないかと誘いがあったらしい。テレビカメラの前で警察署の所長は解雇の理由についてわけのわからない説明をしていました。

4) ニューヨーク・ポスト紙の発表で世界で訪問したい場所の第4位にチリが登場。1位はザンビアのビクトリアの滝、2位は メキシコのリビエラ・マヤ、3位にニューヨークのアヂロンダック山、4位にチリのバイエ・ネバダ(雪の谷)でした。すごいものですね。

5) 冬時間の設定
今月20日から1時間時計を進めて冬時間になるらしい。じゃまた朝起きるとそとは真っ暗ですね。以前は夏時間と自然時間だけだったのですが、何故冬時間が必要なのかな?   夜中の12時に翌日の1時に時計の針を進める必要があります。