(一般)

1) 雪の災害
最近の大雨は南部では大雪となり第9州のロンキマイなどでは、身動きできない農家が続出。その家畜(牛、馬、羊など)が食糧難から心配されています。軍隊が出動し人間用の食物を入れた箱とか、家畜用の飼料を雪を掻き分けて各地の農家まで運んでいます。

2) ノルウェイで爆発騒ぎとピストル乱射の問題が起こっていますね。似たような事件がサンティアゴでも先週ありました。地下鉄終点のマイプ駅で車両の中に乗っていた客が無差別に発射をはじめ死傷者が出ました。その男はのんびり駅の外に出てしばらく歩いてから自殺しました。家族の話でもその犯行理由がわかっていません。アメリカに良くある無差別殺人ですが、チリもそんな馬鹿なところで先進国入りしたわけですか?
しかしノルウェイの件は欧州・米国が経済危機で、それから視線をそらすために行なわれたやらせではないか、またはそれを利用して再度、軍事予算の大幅アップを狙っていると言う見方もありますね、いつものように。

3) 似た話題ですが、チリでは過去4年間犯罪は減少傾向にありましたが、今回久しぶりに家族の誰かが犯罪の被害者になった数が38%になりました。昨年は33%。
ピニェラは前バチェレット政権の犯罪抑止政策は効果がないと批判していましたが、彼の政権は彼女のそれより悪いことが証明されました。これでまた人気が落ちるでしょうね。

4) 生き埋め労働者
昨年33名のサン・ホセ鉱山労働者が生き埋めになった事件がありましたが、その内の31名が政府を相手に訴訟を起こしました。政府の監督が十分でなかったので事故が起こったというわけです。どうなるかな?生命が助かっただけでもよかったという見方もありますが。

5) ソマリの海賊
今年の初めにソマリの海賊に襲われた商船で働いていたチリ人のニュースがテレビに出ました。捕虜になっている彼は何時殺されるか分からない状態で毎日ひやひやで生きているらしい。早く海賊と交渉して釈放してもらいたいと苦しみの表情でカメラの前で話していました。

6) ラ・ポラル事件に続いてこれからはスーパーマーケットのリーデルが槍玉に上がりそう。その会社はアメリカ資本企業ですが、支払いが滞っている顧客に一方的にその会社が作った再支払い契約を受けさせていたと消費者保護のための政府機関から訴えられました。その会社を代表して説明しているのはバチェレット政権時の大臣で、私たちは法にのって行なっていると涼しい顔で説明。どうなるかな?