(政治)

1) 教育問題
木曜日、全国各地で政府の政策を批判するデモが行なわれました。サンティアゴでは許可の下りなかった街の中心道路を3万人のデモ隊が行進。許可がないので警察は行進を止めようとしましたが、デモ隊の数が多く、力ずくに制止は出来なかった模様。しかしいつものように最後はデモ隊と警察の衝突。多数の負傷者と逮捕者を出しました。これに憤る首都圏知事は2度と許可は出さないとカンカンです。(今回も許可はでなかったのですが)
私の娘は毎回デモに参加していますが、私に電話をかけて来てデモのあと、最近死去したチリ人画家のブラボの展覧会を見に行こうと誘ってきました。もちろん彼女とデートをしました。大多数のデモ参加者は放火したりしないのですが・・
このまま学校封鎖が継続し、学生側は強気の攻めで行くのか、いったん矛を収めて政府との交渉に専念するのか注目されます。大学当局側は、学生連合と一線を引いて、政府とのネゴに入る様子。

2) 同性間の結婚
ピニェラは1年間の同凄実績で結婚制度に登録可能とする方針を決めたようです。法律になるにはまだ時間がかかりますが、従来の右翼では考えられない柔軟性ですね。

3) 内閣改造
とうとう大臣の入れ替えがありそうです。与党を形成するUDIは内務大臣のヒンスピテルを替えたいとしています。これは自党のラビン教育大臣が罷免されそうなのをかわす為でしょうか。彼らの手口は自党の国会議員を大臣にし、空いた国会議員の席に自党の役員を置くわけですね。これで政府に圧力がかかるようになるし、選挙を通さないで新しい国会議員を生み出せるわけです。かなりせこいやり方ですが、チリでは右も左も同じことをするわけです。